AWA

家族

Track by古市左京

549
5
  • 2020.04.22
  • 3:32
AWAで聴く

歌詞

十七、八の頃…荒れに荒れて 毎日ケンカに明け暮れた 女手一つで育ててくれた 母親に心配ばかりかけていた そんな自分を 見られるのが恥ずかしくて 大好きだった劇団にも 顔を出さなくなっていった… 「ろくでもない知り合いのツテで、 ヤクザの下っ端みたいな仕事を 始めた俺は、仕事を見つけたと 母親にウソをついた。 せめてもの親孝行の つもりで毎月家に金を入れたが、 汚い仕事をしてる後ろめたさも、 ずっと感じてたままだった。 銀泉会の会長に会ったのは、 そんな時だ…」 「…しつけえんだよ!」 「金返せコラ!」 「おい」 「おい、わけえの…おめえさん、 どうしてそんなに金がいるんだい」 「ズブ濡れで体中痛くて 頭も回ってなかった。 朦朧とする意識の中で、 俺は自分の身の上を話した。 母親に心配ばかりかけて 生きてきたこと… 親孝行のために 汚い仕事をしていること… そんな自分が後ろめたいこと… 洗いざらい全部な」 「…気に入った。 拾ってやるからうちに来い。 うちは義理人情を重んじる 古い組だ。 まっとうなヤクザの稼ぎ方、 てめえに教えてやる。 …今日からおめえは、 俺達の家族だ」 家族に背を向けて 生きてきた俺には その言葉がやけに懐かしく思えた あの通り雨が 引き合わせてくれた 「家族」と呼べる存在が増えた夜

このページをシェア

古市左京の人気曲

古市左京
の他の曲も聴いてみよう
AWAで他の曲を聴く
はじめての方限定
1か月無料トライアル実施中!
登録なしですぐに聴ける
アプリでもっと快適に音楽を楽しもう
ダウンロード
フル再生
時間制限なし