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Track by古市左京

581
5
  • 2019.04.24
  • 3:43
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歌詞

「マイポートレイト 古市左京 もうずいぶん長いこと、 夢から目を背けて生きてきた。 母親は女手一つで 俺を育ててくれた。 貧しくて、部活も遊びも、 金のかかることは 何一つできなかった。 毎日寄り道もせず まっすぐ学校から帰る。 母親は遅くまで働きに出ていて、 誰もいない家に帰るのが 嫌で仕方なかった。 ある日、学校からの帰り道に、 見たことのない建物ができていた。 中を覗くと、大人達が楽しそうに 芝居の稽古に励んでいた。 オレと…MANKAIカンパニーが 出会った日だ」 暗く沈んだ闇の中で 俺を呼ぶ声が聞こえた その声は無邪気で力強く 人生に光をくれた 「あのとき、オレの手をつかんで 離さなかった少女の手の温もりは、 今でも忘れられない…」 後悔すらちゃんとできずに 季節だけが通り過ぎてく 埃をかぶった心を いつか磨いてやれるだろうか… 「高校を卒業した俺は ヤクザの下っ端のような 仕事を始めた。 家を助けるためとはいえ、 ヤクザになる道を選んだ自分が 足を踏み入れていい場所じゃない。 オレはいつしか 稽古場に顔を出さなくなった」 「それでも、劇団の公演は かかさず観に行った。 だから、劇団が どんどんさびれていくのは 嫌でも目に入った。 この劇団に人が 寄りつかなくなったら、 少女や幸夫さんとの 縁まで失われてしまう…。 金を貸そうと思ったのは、 それが理由だ。 どんな方法を使っても、 自分自身の手で劇場の活気を 取り戻そうと思った」 本当はずっとずっと 芝居がしたかった この劇場の舞台に立ちたかった でも、今の俺はこんな方法でしか 劇団に関われない 「劇団が一番大変だった時に、 支えることもできなかった。 幸夫さんへの 恩返しもできなかった。 それが俺の人生最大の後悔」

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