花びらが 散ったあとの 桜がとても冷たくされるように 誰にも 心の片隅に 見せたくはないものがあるよ ね だけど人を愛したら 誰でもこころの扉を閉め忘れては 傷つきそして傷つけて ひき返すことのできない人生に気がつく やさしかった恋人達よ 振り返るのはやめよう 時の流れを背中で感じて 夕焼けに涙すればいい 誰かを愛したその日には 例えばちっぽけな 絵はがきにも心が動き 愛をなくしたその日には 街角の歌にもふと足を止めたりする 風よ季節の訪れを 告げたら寂しい人の心に吹け そして巡る季節よ その愛を拾って終りのない物語を作れ やさしかった恋人達よ ささやかなこの人生を 喜びとか悲しみとかの 言葉で決めてほしくはない