絶対零度に閉じ込めた 花の色は消えないままで それは太陽のようで月のようで あの子この子どの子とも違う 直滑降へと転がって 弾みやがて止まったボール 深夜公園ベンチでまた明日 遊び疲れてまた眠った ずっと観ていたかったけど (彼女がつづった夢物語) 異論反論があったとしても (旅立つときは) 切なくてつらいね 春の海を越え 空を渡る船を追いかけて 誰か連れて行って 未来が呼びだすその方へ 目を閉じて探しても 重ね合わせてはずれていく あれも違う これも違う 幻抱えて また夢の中 絶対零度に遊ばれた それは誰も知らない場所さ 何を後ろ手に笑ったか 誰も知らないままだからさ 僭越ながらで繰り返し どんなことが正しかったか きっと太陽のように月のように 明日は昨日昨日昨日って泣いたのか ずっと会いたかったけれど (彼女がつづった夢物語) 胸をついた顛末は (舞い散る花弁) 切なくてつらいね 頬を伝い落ちた あなたの旅路はユートピア もし会えるのなら 「はじめまして」から 伝えたい 夢に追いやられた ぬかるんだ道を歩いては 今でも眩しく 振り向かない あなたを覚えてる 目を開けて 見てごらん その確かさを認めたら 山ほどの宿題を 両手に抱えて あの公園へ