幼い私が居て気付かれない姿 向こうで手招きを 控えめな動きで 目の前で散りゆく花びらは あの子の影消して 声すら掻き消して 何度何度 叫べば気付くかな? 何度何度 求めて諦めたらいい? 空を掠めたのは飛行機雲じゃない 残した思いも さあ消えた 響けば月の鋼 結ばれない星座 縺れて波浪呼んで 鳴き声掻き消して 清らかに溢れた想い出は あなたの写し絵で 静かに染み付いて 何度何度 目覚めては消える 何度何度 遠くに置き去りにして 忘れた夏の音が木洩れて振り返る 残り香泳いで さあ消えた 何度何度 叫べば気づくかな? 何度何度 求めて諦めたらいい? 空を掠めたのは飛行機雲じゃない 残した思いも さあ消えた