読みかけの小説を 読むフリをして 君を見ていた 夕暮れ放課後 開け放した窓から入り込んだ 冷たい風が 黒髪をゆらす フワリ香る君の髪 あまいグレープの香り そっと 風にただよって あぁきっと 黒く澄んだ君の瞳に 僕は映ってないでしょ 月並なストーリーでいいから 君とふたり歩きたい <♪> 気付けば目で追っていた まぶたの裏で笑っていた ブレザーの君 グラウンドが闇にとけて 窓ガラスに映っている 教室のぼくら サヨナラの一言もうまく 口にできなくて あいまいな君の笑顔受け止めた 宵闇 クラクション響く街の中 スクールバック抱えて ネオンが光る夜の街の空 君の笑顔うかべた 僕らの姿うかべた <♪> ああいつか 黒く澄んだ君の瞳に僕の姿映したい 月並みなストーリーでいいから 君とふたり歩きたい 宵闇 クラクション響く街を抜け スクールバック抱えて 星ひとつ見えない夜の空 君の笑顔うかべた 僕らの姿うかべた 君とふたり歩きたい <♪>