傷ついた友だちの肩に腕をまわし 励まし合った あの夏 友情のためなら すべてを犠牲にして 走り出した頃 覚えているだろうか 君は今も 大人になるために 捨てたものを 終わらない 僕たちのレース 夢は まだ 陽炎の果てにある とじこめた かすかな胸のときめき 解き放したら 走りだせるさ もう一度 国道のひび割れたすきま 風にゆれて 夏草が空へ伸びる それは ただ まばらに続いた 答えのない 遠い道しるべ 思いだせるだろうか あのにおいを 愛し方も知らず愛した日を 終わらない 僕たちのレース 夢はまだ約束の場所にある 別々にあの時 描いたゴール きっと誰かに きっと みんなに追いつける 覚えているだろうか 君は今も 終わらない 僕たちのレース 夢は まだ 陽炎の果てにある とじこめた かすかな胸のときめき 解き放したら 走りだせるさ 終わらない ただ一度だけのレース きっと誰かに きっとみんなに追いつける