昨日 君が自分から下ろした スカートのファスナー およそ期待した通りの あれが僕を締めつけた 大切にしなきゃならない ものがこの世には いっぱいあるという でもそれが君じゃないこと 今日僕は気付いてしまった きっとウルトラマンのそれのように 君の背中にも ファスナーが付いていて 僕の手の届かない闇の中で 違う顔を誰かに見せているんだろう そんなの知っている 帰り際 リビングで 僕が上げてやるファスナー 御座なりの優しさは 今一つ精彩を欠くんだ 欲望が苦し紛れに 次の標的(ターゲット)を 探している でもそれが君じゃないこと 想像してみて少し萎えてしまう もしも ウルトラマンの それのように 総ての事には ファスナーが付いていて 僕が背中見せているその隙に 牙を剥くつもりでも 信じてみる値打ちは あると思えるんだ <♪> きっと 仮面ライダーの それのように 僕の背中にも ファスナーが付いていて 何処か心の奥の暗い場所で 目を腫らして大声で 泣きじゃくってるのかも きっと ウルトラマンの それのように 君の背中には ファスナーが付いていて 僕にそれを剥がし取る術はなくても 記憶の中焼き付けて そっと胸のファスナーに 閉じ込めるんだ 惜しみない敬意と 愛を込めてファスナーを…