空の向こうに憧れて 二人で作ったゴミのロケットは 君の引越しで計画凍結 押入れの中で眠ってる 街頭ビジョンの中で君は 史上初の宇宙船に乗った 僕はバイトに遅刻しそうになった 月まで 飛んでいけ 僕の声も全部かき消すような バカでかい音で 呆けて すぐ見えなくなった 僕は立ちすくんだまま 風が刺さる ♪ 押入れから出てきたそれは ボロボロでもう使えなさそうだ 「今更打ち上げてどうなる」って 弱いアイツが囁いてる 宇宙の仕組みを書いた本も ゴミだらけの部屋に埋もれていた もう一度イチから作り直さなきゃ 月まで 飛んでいけ あの頃よりもっと器用になって 高く飛んだ 君なら これに何て言うだろう まだまだだと 笑うのかな ♪ 忘れてって楽して 自分に嘘をついて そんな今日を恨んで 霧の中 時計がまた動き出した 月まで 飛んでいけ 勢い強すぎて壊れてしまった 花火みたいだ 綺麗で 少し泣いてしまうけど 本当に綺麗だった 月まで 飛んでいけ 僕の声も全部かき消すような バカでかい音で 飛び乗れ すぐに追いつくから クレーターの真ん中で寝そべって うさぎと仲良くさ 餅ついて 地球を眺めつつ一杯やろう