この部屋は沈没しました 僕ら二人 意識不明の重体に なってしまうほど 空気足らない 息もできないや ♪ 「私本当は人魚なの」って 無表情で君は言った 僕は返事もしないで ゲームを続けている おやすみも言わずに 君は先に眠って 僕も硬いソファーで 眠りについた 絵本と子守唄 おぼろげなラストシーン 少しずつデカくなって 大事なものを失くして そんなに悲しいストーリーだっけ? 泡になった生活は 弾けて消えた 君が残していった漫画も全部 捨ててしまおう どうやって こんな海を泳いでいくの? ちゃんと君の話を聞けば 良かったなんて 後の祭りもちゃんちゃらいいところ ♪ 「生きづらい世界だね」とぼやいて 君はなんで 陸を歩いていたの? すれ違った あの時 何故振り返ってくれたの? 夢の中で僕ら 波に攫われていく 別々に流れてって 諦めるほうが楽で なんだか更に肩が重くなって 空になった感情は 燃やしてしまおう 本当に欲しい詰め替えパックは どこにも売ってない どうやって こんな夜を越えていくの? 海の底ではスマホも全部 繋がらないよな 今日も通話ボタンを押せずにいる ♪ 言葉にしなきゃ 伝わらないんだよって 先生は教えてくれたのに 何を言えばいいのか 大きくなってもわかんないや ♪ 泡になった生活は 弾けて消えた 君が残していった漫画も全部 捨ててしまおう どうやって こんな海を泳いでいくの? ちゃんと君の話を聞けばなんて もう一度 会えるなら 君が笑えるような話もちゃんと 考えておくよ 大丈夫 きっと僕ら 歩いていける そんな風に言えたら良かった 海岸通り 海の真ん中 君が顔を出した