何故なのかやたらと心が 乾く乾く乾く 何も求めてなどないはず なのになのになのに 乾けば乾くほど突き放す いらないいらないいらない そのくせふとした優しさに 涙がこぼれ沁みていくのさ どうせ抜け出せないなら 惚けたようなふりして騙すのもやめ ようか 馬鹿らしいだけだ 時に弾かれて 人とぶつかって 街に流されて何処へ行くんだい わからないけど わからないまま その気持ちのまま歩くだけさ また人の気まぐれの中で 人の温もりを探してる 何故なのかやたらと心が 痛む痛む痛む 温かいものに染まっていく 己の脆さに飲まれてく 消えることなどないのに 当てもなく流されては何が欲しいの だろう 見えないままだ 壊しては直して また見失って それを繰り返して何がしたいんだい 途絶えていくもの しがみつくもの 黒い牙を内に宿してゆく 今に攫われて明日に吸い込まれ 自分という名の誰かを纏い 振り回していく 振り回される 飾らぬ純真だけを求めて また人の気まぐれの中で 人の温もりを探してる