特別なことなど何一ついらないわ 思い出す時はいつでも 単純で何気ない日々だった 大切なことだと今なら分かるのにな 気付けない僕はいつでも 「当たり前」に染まっていた 始まりの言葉を思い出して 声あげて泣いた 終わりを迎えたら すべてが愛しい 部屋着も歯ブラシも全部 まとめて出て行った もう何も無くなったんだ 残ってないのかな 広くなった部屋を 喜んだフリして 持て余す時間を 幸せと結んだ 呆れるほど単純な 嘘で固めようとしても 続かないな 続くわけないな 始まりの言葉を思い出して 声あげて泣いた 時間を戻せたらいいのに 始まりの言葉を思い出して 声あげて泣いた 終わりを辿り出して すべてが愛しいと思えたんだ