Track bySugi ・ 可不 ・ Watames
海を、砂を描いていた いつか雲に住む日に、 やっと海が綺麗だって分かるかな 夜に溜息一つ聞いて顔の下、 開いた口がある 萎れた心に注ぐものもなく 寝そべったまま もう少しだ、 そう永くは生きられない 久しい海辺を見たい 鞄に本、手帳に幻想 鍵を開ければ夜のしじま、靴音一つ 憂いも忘れて列車は夜を縫って行く 街の温みをたしかに残した今、 道の灯りが儚く去って征く