Track bySugi ・ 可不 ・ Watames
車窓に水平線が揺らいだ、 朝が目先で覚めた 陽が肌を塗った 曙、石に潮騒一つ 凪の温もりだけが残る朧げな海が 横たわる 言葉で誰も 溢れないように黙ったままで 人生が綱渡りなら、 とうに海に飛んでしまえば 良かった何て、冗談まじりにね 地をなぞり、 影の輪郭にもう晴れ渡り 朝焼けすら滲んで去った 空に烏の面影 海が鳴り、浜に一人、 顔を上げれば目に青天井 僕の居場所はこの渚くらいが 丁度いい 目が泳ぐまま砂を蹴って惑った 打つ波飛沫、 まるで雲みたいで海も静か 昼が白く霞んで行く