飲みきれなかったコーヒーと 落として砕けたファンデーション 12時間前の残骸が「おかえり」 待ちに待っていたドラマはもう エンドロールで 私何のため猛ダッシュで帰ったの? 喉を駆け抜ける不甲斐なさ含んだ ビアーは ほらね、優しい ゆっくりと街を歩くのに誰かは 必要なかった しっかりと 生きてゆくのに馬鹿なふりも 必要だから トドメを刺したいよ しょっぱいため息が部屋の外に出る 前に 待ちくたびれたプライベートタイム もうどっぷり浸かっちゃって 歯止めの無い平和と愛をただ 振りかざす 口付けもない週末はもうとっくに 枯れちゃって 頭ではわかってるつもりよ 子供のようにははしゃげないの 誰かを愛しても 許されない恋もあるわ 尚更 子供のようには話せないの 誰かを信じていても テレビだけショーウィンドウだけ 頷く 断れなかった後悔に酔って惑って 焦っちゃって 初めてのフリして正直が顔出す 譲れなかった誘惑にもうあっさり 負けちゃって わかってる今が本当の私よ