狂ってるチューニングが僕を 軋ませる 君を探るチューナーの針が揺れ動く 君がよく聴くミュージックが僕と 違ってゆく アレグロに去りゆく君の音に咽び 泣く さあペグを回して波長を合わせよう でも錆びついたペグが上手く 回らない 回し過ぎればプツり 切れてしまうから 見つけられそうにない441 君との日々を引き延ばす フェルマータのように 去りゆく君に震わす声絞れたら 今日は この小節に続く言葉が 聞こえてたのかな 君の波長とうねっているのは ウブな僕も分かっている 君が僕に流してくれるのは雀の涙 僕のテンポが走っているのは ウブな僕だけが知ってる アレグロに過ぎ去る日々の中に身を 投げる さあペグを緩めて波長を合わせよう でも錆びついたペグが上手く 回らない 緩め過ぎればフレットがびびるから 辿り着けそうにない441 君との日々を巻き戻すD.S.のように 鼻と鼻が初めて触れ合う 頃に戻れたら この小節はメジャーコードで 溢れてたのかな 1拍目には愛してるよ 2拍目には軋轢 3拍目には軋む心 4拍目にはさようなら まだ奏でてたい 君とは一小節 なんかでは終われない 協奏欲 君との日々を引き延ばす フェルマータのように 去りゆく君に震わす声絞れたら 今日は この小節に続く言葉が 聞こえてたのかな