恋のはじまり 風に吹かれ揺れるねこじゃらし 嘘みたいだけど嘘じゃなかった 星も嵐も飛び越えて たどり着いた雨上がり ひみつが始まる 何も分からなくなる 蛍みたいにぽうと浮かぶ 百日紅が咲いていた 静かな部屋であなたがお茶を淹れる こんな気持ちにさせられるだなんて 思いもせなんだ 僕は黙る 隠しきれない心の奥が 知らず口元をほころばせる 百日紅が咲いていた 僕ら、なんとなく夏を迎えていた 遠くまで行こうよなかなかにタフな 僕たちは 弱くもなれない 嘘もつけない 遠くまで来たけど何も無かったね 頼りなく揺れている心 最後は 蛍みたいに消えてしまう 線路沿いを歩いてた 小さな瞳であなたが空を仰ぐ こんな気持ちにさせられるだなんて 思いもせなんだ 僕は黙る 隠しきれない心の奥が 知らず足元を弾ませたわ 百日紅が咲いていた 僕ら、なんとなく夏を迎えていた