水溜り、映る泣き顔 腫れた瞼、真っ赤な目で 無理やりに笑ってみたの 胸が痛くて 雨上がり、動き出す街 私の影も消していった 振り返って伸ばす指も 空をかすめた だからどうかお願いよ 私のココロを壊して キミが消えたからっぽな世界じゃ 息をするのも嫌なの 空はそっと薄紅色に染まって、 私を包むのだけど どうして?キミはそばにはいないの 教えて そして、また私は雨を待って 涙を堪えている まだ消えないの この記憶もこの匂いも 染み付いているの サヨナラの言葉だけじゃ あまりにも足りなすぎて 覚えてるこの体がキミを離せない もういっそ壊してよ ねえ 街はそっと夕闇の中、 沈んで私は一人になる どうして?キミは消えてくれないの 離せないよ ねえ ぎゅっと、 血が滲む程強く縋りついていたの どうして?キミは笑ってくれないの 教えて ねえ 降り出した雨 濡れる私