君の声や仕草 すべてが目の奥で煌めいて 立ち竦む街の中で 幻を燈した 僕の傍で月を見て 白く照らし出されていく その横顔 笑っているようで 泣いていた たやすく触れたなら 壊れてしまう 手を伸ばせば届くのに 「この一瞬が永遠ならば...」 幽かな星に願った 君の声や仕草 すべてが目の奥で煌めいて 立ち竦む街の中で 幻を燈した それはまるで僕らの 願いを映すように どこまでも近づいていく その視線 儚くて 閉じ込めた 出会った日から 君は何か伝えようとしてるけれど その言葉は僕に届く前に 消えていく 君がいない明日が来ないようにと 眠りさえも遠ざけて 明けてゆく空の隙間を 両手で塞ごうとした 眩しすぎる月の白さに 君は包まれていた いつからかそんな君を 想い出せない 長い夜を彷徨い 見つけたその笑顔を いつまでも遠ざけている 闇雲な欲望で 君の声や仕草 すべてが目の奥で煌めいて 立ち竦む街の中で 幻を燈した 僕の影と君の月 願いを叶えたくて 永遠の湖(みず)の底で 真実を隠すように 塗りつぶした その横顔 笑っているようで 泣いていた...