声にならない 噛みしめた呼吸 眠りゆくこの鼓動 無垢な光 優しい涙 孤独な素数のよう ついてはいけないの 眼を閉じて 見つめて 終遠を 秘められた想い ほどかれぬままでも 優しく消えゆく 刻む足音 託された願いとともに 永遠をさまよう 旅の果ては きっとこの先 解をさがしもとめ まどろんだ 優しい絶望 ふりむかないで 隣でほほ笑んだ あの日々を そっと包み込んで 歪みゆく希望 枝分かれる明日はまだ 曇りもなく 「あのときもしも」 まどい続けようとも また涙清く光る 隠された想い ほどかれぬまま それでも 淡くかがやく やがて足音 にじみ溶けゆく 霧のよう 遠ざかってゆく 秘められた想い ほどかれぬまま 刻む足音 声にならない 噛みしめた呼吸