彼岸花

歌詞

赤く燃えるようなその花に 吸い込まれて 独りで立つ姿に見惚れた 僕の醜さを嘲笑うかのように咲く その花はとても綺麗で 僅かな日差しの傾きに背を 向けるそんな毎日 生きるのだけで精一杯なんだ僕は 時の歩幅に合わせて踏み出す 一歩につられて 何もできないそんな僕がいた 鮮やかに照らす情熱は僕を独り 置いていく 戯れた態度でさえも愛して欲しいと 泡沫の夢であっても決して 忘れはしない想いを どうか僕にください 赤く滲むようなこの夕日を眺めて 秋の匂いを待ち焦がれた 僕には切なく見えるこの物語も あの頃は違って見えてた 燦たる光が濃い影を引く夜は 好きじゃないと 僕は独りそう呟いて笑った 濁った世界に未練など一つもないと 嘘ついて いつか僕は消えるの 誰も知らないこの先の行方には きっと素敵な結末があると信じて 赤く綺麗なこの花が咲く季節は ひらり 胸が躍るの 鮮やかに照らす情熱は僕を独り 置いていく 戯れた態度でさえも愛して欲しいと 泡沫の夢であっても決して 忘れはしない想いを どうか僕にください