砂漠に咲く薔薇が風に揺られた幻 いつか描いた自分が手を振っていた 何回も何回も傷を負って繰り返し 私のオアシス目に映るものじゃない 憧れたあなたに出会えた奇跡 届くはずもなくて今と 向き合っていた 霞んだ霧を切り裂いて淡く滲む 夢のよう 奇跡を信じて見ないかい 鏡に写る私みたいね 蜃気楼の街 いつも逃げてた ずっとここへいたら自分見失って 君に伝えられた 鏡に映る君に 深海煌めく 夜泳ぐ流れ星 逃げることで 自分をいつも守っていた もしも未来が見えたなら この先どう生きるの? 幾千の航路から 未来選び出して 君を作り出したのは 鏡の中の君は いつも逃げてばかりの自分だった いつか光になって もう一度出会えたら 霧が晴れた 世界を 砂漠の城が崩れ落ちてった 一つ一つ欠けらを拾い集めたんだ 今があるのは過去の自分がいたから 今を少し愛せた 鏡に映る私みたいね 蜃気楼の街 今旅立った ″さよなら″と声を振り絞った 先には 一人が怖い君が 鏡に映る君(私)が 遠くから手を振っていた
