「海を見に行こうよ」 君に誘われ歩き出す 何気ない晴れた午後のこと 雲の名前だとか たわいもない話ばかり いつもよりおしゃべりだね 階段をのぼっていく その背中にふと気付くよ きっとわたしは君を 好きになるんだね 木漏れ日のむこう 未来を描いたとき 君の声を聞いた まるで初めからゆき 先知ってたように 並んで歩こう いまはまだ友達の君の隣りを 街を見下ろすような 高台で息を切らせて 見つめてた 水平線 黙ってる横顔に すっと心を預けたら きっとわたしは君を 好きになるんだね その予感こそを 希望と呼ぶのだろう 風は踊るように まるで初めからゆき 先知ってたように 一緒に歩こう すこしずつ 変わっていくわたしとともに 流れてく景色に 歩幅を合わせたら きっとわたしは君を 好きになるんだろう その予感だけが 希望に満ちていると 叫び出したいほど ふと恋の歌なんて口ずさむような ありふれた喜びとやわらかな光 かけがえのない 日々はきっとここにある