[a1] たおやかな風を待っている 傷口がしみる雨上がり 季節はもう旅支度を終えて ここにあるのは残り火だけ 脆く長い夢を見ていたら 行き先を忘れて [a2] 寄り添って星に手を伸ばす 間違えた出来事を数えて 不器用な言葉がよみがえる 言えずじまいの一番星 染めることを恐れてしまった 褪せることを知って [sabi] それでも きっと僕らは大丈夫 いつも何かが足りないけど きっと僕らは大丈夫 歩こう [a3] 焦げ臭い日々が過ぎていく ざわめきの外から眺めて 大きい背の輪郭をなぞれば ずっしり重たい枷が軽くなる あの雲のしっぽを目指した、けど 駄目だったらどうしよう [sabi] それでも きっと僕らは大丈夫 空いた隙間は埋まらないけど きっと僕らは大丈夫 歩こう 不器用でごめんね [sabi] ずっと僕らは不揃いで いつも何かが足りないけど 夢に疲れて眠る日まで 歩いて 焦って 走って それでも きっと僕らは大丈夫 足りないものはどうしようもないけ ど きっと僕らは大丈夫 歩こう 歩こう 歩こう