[a1] とぼとぼ歩いた どよめきの中 無様な姿に 朝陽が差した 乱れた呼吸が 悩みに変わる ほら [b1] 何故だろう 上手に息が出来ないんだ 吐き出すまでがむず痒くて ああ [a2] 本音を隠した ざわめきの中 憂いた心の 隙間を埋めた おどけた笑いが 呪いに変わる ほら [b2] 何故だろう 上手に息が出来ないんだ 吸い込むまでがこそばゆくて ああ [sabi] 本当は 輝く波間が ぼやける前に 沈みゆく陽へ 溶けてしまいたいよ 本当は 白い海際が 暗がる前に さざめく砂と 風を感じたいよ 本当は くすんだ涙を 忘れるために 言葉の意味を 解いてみたいよ 不自由の中で 自由を知って 自由に生きて 自由に消えてしまおう ああ さあ [a3] とぼとぼ歩いた どよめきの中 無様な姿に 朝陽が差した こぼれた弱音が 魔法に変わる ほら ほら