落ちる涙ぽつりぽつりと 君を泣かせてしまったの 何にもなくて何にもなくて 空っぽな君の心 どんな言葉も隙間を埋める ピースにはならなくて ずるい僕は黙ったまま ただ時間だけが過ぎた 通り過ぎる季節はまだ 僕を大人にはしてくれなくて 甘えたまま落ちた涙を 気づかないフリをした 君が出て行ったあと寂しそうに ベランダのリナリアが揺れている 私の恋に早く気づいて 君の言葉を繋ぐように 1人静かに いつも見てた窓からの街 君と僕が出会った場所 小さな街の小さな公園で くだらない話をした 気がつけば僕は歩いていた そこに君はいるんだろう 理由はなくて理由もなくて 不思議とそう思った 何度も見てきた横顔 まだ涙のあとは消えなくて 君の恋も悲しさも 僕は気づいたんだ 君は僕を見つけて手のひらを まっすぐそして強く突き出した 私の恋にやっと気づいた? 少しだけ笑ってみせてまた 涙流した ありふれた言葉重ねながら 弱さやズルさをまた噛みしめてた リナリアの花がただ咲きながら 何も言わないまま風に揺れてた アナタを嫌いにはなれないの でもアナタがわからないよ 苦しそうに笑いながら 大好きと声に出さずに言った 君がいつも嬉しそうに見ていた ベランダのリナリアが揺れている 君の恋にやっと気づいた 僕に笑って手を握り 涙を拭いた