温まったプールの匂い アスファルトのグレーが薄まる 文化祭の準備サボって自転車押して 帰った週末 突っ掛かったあの不条理に僕ら 大人になって気付く 青い二人は忙しくて 相手してらんないもんね 高架下では君が泣いてる 雨 追い返しちゃえよ 今見えない架空の不安、絶望なんて 快速は止まらないわ 手を伸ばせば遠く離れる ああこの夏は何度めくれど 完成しないで 夕立を誘き寄せてあたしの頭を 殴れば もう迷わないで済みそう 先導してあげる 上等ね 今日も明日も 連絡して沈黙してもう 二度目がないと知るなら 僅かな期待残すために待ってた 方がいいもんね 飲み込んだ過去 君が知ってるわけ どうかしちゃえよ 今要らない持て余した才能なんて 改札は戻れないわ 人混み流され無になる ああこの夏は何度憎めど 反省しないで 忘却の彼方からあたしを辱め虐める じゃあ悲しみを繋いで 放火してあげる 犯行に乗ってあげるわ