<♪> いつか見た夢 届かないつぶやきだけ 夜の光に包まれて彷徨い行く やがて見開くその瞳 運命なら せめて そう 今だけ… 叶わないと俯く 夜風にただうなだれ 涙 月影 手の平に溢れてゆく 何が欲しいの? 唇は闇に震えていた 出逢ったあの時に 胸突いた笑顔 護りたくて ずっと崩れそうな約束を 痛み潰すほどに 抱きしめてた 側にいられるだけで 同じ時間にいられるだけで 遠い記憶 蘇る 悲しみも 温めて行けるのに 廻り続けている思いに 安らぎ満ちた 終わりは来るの? 繰り返した 問い掛けは 天に舞い 明けの空の 光に変わる <♪> 全て幻 浮かんでは また消えてく 邪念 かき消す 指先に 絡み付いた無色の鎖 もがくほど孤独を編んでいた 断ち切られるように 踵(きびす)かえす風 冷たすぎる 今も「君がいるからだよ」と 闇に落ちた言葉 離れない 息をしているだけで 同じ痛みを 感じるだけで ほんの少し 幸せを 積み上げる 愛 気付いてしまった 凍えて肩寄せる瞳に 護りたいもの 見つかったから 次の夜明け 手にしてた 後悔で錆びた欠片 光に変える <♪> 触れあうだけで その幸せを 思っただけで こみ上げてく 束の間の さよならも 消えぬ絆に なると 側に居られるだけで 同じ時間に いられるだけで 遠い記憶 蘇る悲しみも 温めて行けるのに 刻み込まれていた証に 導かれ また倒れる時も 見つめ合った 一瞬が 千年の記憶を越え 光に変わる <♪>