風切る音は ふぞろいなシンフォニー 時間(とき)に飛び乗って 自転車 うなれ 回転数をあげて 焦げ付くアスファルト 市営グラウンドの脇道を抜けて 今キミのことを迎えに行くんだよ きっと見つける 鍵は見つかる 重い扉を 押し開こう 純粋な発想で未来へブッ飛んでも 大体において虚しくなるだけ 叶わないけれど 敵わないとは思いたくない どうしたって悲しい事件は待ってい て どうしたって傷ついてしまうんだよ でも大丈夫 ボクがキミの夢を知ってる いつしか錆びた チェーンが外れたら きっと直してみせよう 有料道路の橋をカッ飛ばして 今夕闇へとボクらは溶けるんだろう 面倒なことも 輝くくらい 真っ逆さまに走ろう この瞳(め)に映るキミはどうだい ? まだひとりぼっちに見えるかい? 怪物みたいな現実の渦に けしてキミを飲み込ませないのさ 純粋な発想で未来 描いてみても 大体において虚しくなるだけ 叶わないけれど 敵わないとは思いたくない どうしたって悲しい事件は待ってい て どうしたって傷ついてしまう それでもボクら進むんだ それでもボクら笑うんだ 誰よりもキミの夢を知っている