バス停に続いた坂道 いつも草木が揺れていたよ 二度と戻れない想いで 僕ら昨日を紡いでいく 夏と冬に間に 君と夢語ったり 街の音もかすかに 夜はただ過ぎるよ 瞬きする間で 手を取る暇などないけど…連れてい こう さあ僕ら季節の旅人さ めぐる光追いかけ 誰も知らない 桟橋わたるよ そういつか描いた自画像に 今の絵の具重ねて こぼれ落ちそうな 正夢を探す 今は帰れないあの頃 ずっと終わらない気がしていたよ うろこ雲の夕焼け さよならのはじまり 秋の空は確かに 思い出に染まるよ 乾いた体を 潤す風などないけど…揺れていよう 宛名をなくした 書きかけのメールは そのまま消せずに 右のポケットの中 続きの言葉を 無意識に探している ああ耳を澄ませば今 聞こえる詩を口にして ただ… そう鳴り止まぬ 歌声が君にしっかり届くまで さあ僕ら季節の旅人さ めぐる光追いかけ 誰も知らない 桟橋渡るよ そういつか描いた自画像に 今の絵の具重ねて こぼれ落ちそうな 正夢を探すよ