星よ 月の雫よ 誰の道を照らすのだろう 風よ 森よ 命よ 孤独さえも包むのだろう 夢中で追いかけた微かなその光 銀河に届きそうな空の下で 張り裂ける夜の中を俺達は走り出す 行き場所を探しながら彷徨った蛍のように 今 雲が空を奪って 優しすぎる雨を降らす 過去の傷や涙を 癒しながら消し去ってゆく 儚く揺らしてる小さなその体 飲まれてしまいそうな闇の中で 駆け抜ける日々の中に想い出の花が散る 寂しさを抱えたまま別々の旅路を歩く 今 遠ざかる蝉時雨 風に消えた夏の香り 張り裂ける夜の中を俺達は走り出す 行き場所を探しながら何処までも行くのだろう 駆け抜ける日々の中に想い出の花が散る 寂しさを抱えたまま別々の道を行く 心にたった一つ消えない景色がある 迷ったその時にはいつでも思い出してくれ