小さな蕾が花ひらき 賑いの声が空へ響く 約束をした あの桜の下で あなたが待っている また今年も この季節が 巡って来るたび 思い出す 肩にそっと舞い散る花びら 優しい指先 払ってくれた さりげなく触れる あなたの手は ひだまりのように温かい 夕暮れの風の冷たさも この瞬間は愛しくて 喜びやあの日の悲しみ 薄桃色に包まれてく 風に揺れる 桜の花 変わらぬ春を あなたと共に また今年もこの季節が 巡って来るたび 思い出す 肩にそっと舞い散る花びら 優しい指先 払ってくれた 変わらぬ春をあなたと共に