君が余命宣告された夜 僕は何してたっけなあ 無理して笑って震える声すら 気づかずにいたんだ 君が緊急搬送された夜 何も感じなかったなあ 病室 細くなった腕を さするのも悔しかった 「超能力もないから 才能だってないから いい歌詞もいいメロディも 落としてやらんのだよ」って なあ神様 あんた方に聞きたい あの子のステージはいくつだい 地獄の閻魔様に問いたい あの子が何をしたってんだい 声を張り上げて 今 言いたい あの子のステージはここじゃない ああ、違う、 もっと もっと いい歌が 書けるはずなんだ 超能力もないのに 才能だってないのに 君に蔓延るがん細胞も 殺せやしないのに いい歌詞もいいメロディも 書けない僕が生きてる 笑えねぇよ 神様 あんた方に聞きたい あんた方に聞きたい 神様 あんた方に聞きたい あの世にステージはあるのかい? 地獄の閻魔様に言いたい あの子の舌を抜くんじゃない きっと気のせいなのかもな けど歌わずにはいられない もっともっともっともっと歌が 書けたはずなんだ 僕の上から 聞こえてくるんだ 降ってくる 降ってくる あの子の声だ