眠る ささやか音質 溺して 境界線がなくなってゆく ただの吐息程度でさえ ささやか高い幸福の始まり 頬が温か ひとりたたずむ線上みたいな音が 鳴る 何気なく余計なものがない音色が 夜とかす ひとりごとをため息に混ぜる レコードの針を落とすみたいな ロマンティックなシーンじゃなくて 何気のない流れるひどく 現実的時間が欲しい 短めのおやすみ前 進んでく眠たいまぶたに抗わず 薄く見てた夜 たくさんの背伸びをしたって 茶化し合った暖かさが強い バカみたく明るくなれないけれど 互いの振動は、誰よりも高い 踊りたいよねって笑い合える幸せ