あなたと知り合ってしばらく経った 資本主義社会で生きるには 随分不器用な人だから 学校も辞めたね いいんじゃない 好きにして かくいう私もさ 椅子取りゲームには負けたんだ 教科書に齧り付く不器用な人の隣で 大好きな女の子の似顔絵描いていた あなたのことをとても素敵だと 思っていた 私もそんな風になれたらいいのにな 変化は偶然を装って その実周到に行われ 息苦しいことを受け入れて 脱落して生活が終わって あなたは色鉛筆を持って綺麗な線で 星を描いてて 伸びた髪が肩にかかる頃 あなたが微笑んでくれるのを 待っているよ あなたと知り合ってしばらく経った 少しはお互いに冗談を 言い合えるようになった ギターを弾くようになったんだね 少し心配だけれど いい曲だね あなたのことが好きな女の子を 好きな あなたのことを嫌いな 男の子に 殴られていたあなたの友達の私は だんだん笑わなくなっていくのを 最低だなんて言わないし 一緒にどこまでも諦めてあげるよ 変化は偶然を装って その実周到に行われ 息苦しいことを受け入れてまで 続けて 変化は偶然を装って その実周到に行われ 息苦しいことを受け入れて 脱落して生活が終わって あなたは安いギターを持って綺麗な 声で歌を描いてて 伸びた髪が肩にかかるまで 死なないで どうか死なないで 変化は偶然を装って その実周到に行われ 息苦しいことを受け入れて 何があるっていうんだろう のびた髪が肩にかかるまであともう 少しだけ生きていて 伸びた髪が肩にかかるまで あなたが誰かを信じるのを 見てみたいよ