都会のビルの森 ガラス窓の木洩れ陽は 傾けてしまった 砂時計みたい 今は いつもより明るめの 着慣れた服に着替えて 前髪を束ねて 人ごみを歩いた 胸のすき間 ため息の風 心の走り書きは "サヨナラ 春を選んで" 愛を今信じていたい 自分から決めた 2人の生き方なら 愛を今信じていたい やさしさの花束 もういらない 愛を今信じていたい 振り向くよりも ああ この瞬間から 愛を今信じていたい あなたがいなくても 1人じゃない 黄昏の前の青空 息が止まるほど眩しい 幾度もすれ違う 楽し気な恋人達 いつだって左に あなたがいたのに 思い出など ポケットに入れて 今日から1人きりで ごめんね 自由選んで 愛を今振り向かないで この胸の痛み 大切にするだけ 愛を今振り向かないで 瞳からあふれる 甘い涙 愛を今振り向かないで 若さの分だけ そう 時間があるから 愛を今振り向かないで いつの日かどこかで逢える日まで 新しい季節の中で 遠くから 私見ていて 見上げれば 淡い黄昏 息が止まるほど眩しい 頬杖をつくのはやめて 深呼吸すれば 瞳に黄昏 思い出が沈むみたいに 夢のかけら達が輝く 明日のために