あぁ 流れる星 扉絵を照らす キミと語り伝えていく 物語の始まり 「忘れ去られたシトラスの果実を 魔法のドレスに変えて差し 上げましょう さぁお行きなさい 今宵 舞踏会の 多くの友がきっと導くでしょう」 こんなはずじゃなかった より これしかなかったんだ より これが一番楽しいんだ と語り継いでいけるように あぁ 流れる星 夜空のレターを 紐解いてキミに伝える 幾千の「ありがとう」 どんなおとぎ話より 大切なプロローグ 第何章になっても 一緒にページをめくろう 「昔々、霧の中の王国に、 一人の旅人がやってきました。 旅人は、 そこに住む声を奪われた 妖精たちに一編の物語を伝え、 それから静かにこう言いました。 これは私が、 とある異国で聞いたお話だ。 本当の心を見つけた時、 きっと声を取り戻せる。 その時にはどうか、 このお話を 多くの人に伝えてほしい。」と あらわす人の数だけ 目にする人の数だけ それはそれは たくさんの物語が 輝きを持って生まれては 愛されていくのでしょう いつか同じ本棚で そんなキミの隣に並べますように あぁ 白紙の上 綴られた言葉 朗読するのは キミへの大好きな想い あぁ 流れる星 夜空のレターを 紐解いてキミに伝える 幾千の「ありがとう」 どんなおとぎ話にも 例えきれない宝物 第何章になっても これからもどうかよろしくね