消失点

歌詞

灰色に射した太陽を見てた すべてを忘れて追いかけた背中 君になりたくてなったわけじゃない けど 私はわたしの虹を架けた 笑ったフリして相槌を打てば 曇りのち雨も晴れると思ってた 過ぎ去った記憶は戻らないままでも 切り取ったページはまだ頭の中 ずっと誰かの声に惑い ただ彷徨うけど きれいな 絵空事ばかりのガラクタはいらない 失うことばかりの夜になぞる星座も 繰り返せば魔法みたいに願いは 叶うのかな 静かに震えた喉元が少し愛しくて 見えない糸を手繰るように空を 見上げていた 開かない瞼の裏側に映る 「素晴ラシキ未来」 先行ロードショー "歌うたい猫はしあわせを求めて 果てしない海をどこまでも泳ぐ" いっそこのまま眠りにつき誘われて 行けば ワルツの風にのって 空をつかまえてみるのさ くだらないことで まだ夢を見てた 空かないグラスと 白い壁の向こう 変わらないものが 変わらないままでも つよく咲くための光さがしてる 酔生と夢死を辿るのなら 孤独だっていい 冷たい雨の中一人で 微笑んでみせるよ 失うことばかりの夜をいくつ 越えたら 続く先の終わりみたいに一つに 見えるのかな 行くのさ、 あの日観た素晴らしき未来を探して ワルツの風にのって空へ どこまでだって行ける 灰色に射した太陽を見てた すべてを忘れて追いかけた背中 君。になりたくて 成ったわけじゃないけど 失ってばかりの 今日までにさよなら