旅人たちはいつか来るだろう 終わりへ向かう 目的地などありもしないが ひたすら進む いつからか間違って すれ違ってしまう そして、夕凪がくる 何にもないような明日を 待っているだけの 星のめぐりが導く意味も 気づけば忘れ 愛する人の名前の船も 帆をうなだれて いつの日か言えるかな 音もない海に風がまた吹くときに ぼくら 初めから全部わかっていたとして あの日 傷つけずに見つめ合えていたかすら わからない 海が聞こえる 何にもないような明日を 待ってるだけの あなたがいるような今がとても幸せ とても、幸せ そして、また風が吹く