旅立ちの時はすぐに訪れた 夜だってのに空は明るかった 見憶えのない星がばかに目立つ夜だ めずらしく口を開いた君が言った 旅立ちの時はすぐに訪れた 傷だってまだ癒えてはいなかった 妙な情に駆られたらそれこそ厄介だ めずらしく表情を変えた君が言った 僕らは進まなくちゃ 先を急がなくちゃ 足が言うことを聞いてくれるうちに 君らは残らなくちゃ 後を担わなくちゃ 星が闇を削ってくれるうちは 旅立ちの時はすぐに訪れた 夜だってのに空は明るかった 見憶えのない星がばかに目立つ夜だ めずらしく口を開いた君が言った