バスの窓越しに映る黄昏 彼女の切ない間違いと共に 沈んでゆく夕日がもの悲しい 二つの重たいかばんの中には 今までの人生を全て詰め込み 大切に膝の上で抱えている 「今度は新しい街 新しい人と幸せになる」 こうして精神の秩序を維持する彼女は美しい放浪者 Never finding peace, never finding love 街に着いたら雨脚が強く ずぶ濡れの彼女に傘を差し出す 優しい笑顔の人が現れた 食事をしただけで運命を感じ 彼女は彼との生活を始め 幸せに溢れた日々を送った ある時 朝と夜との二つの顔を持つ彼に変わった 抵抗すればするほど体のアザが増えてゆくだけ Where is the peace? Where is the love? 決意の瞬間がまたやってきた 手放せない物をかばんに入れて 彼女はバス停を目指し歩いた 新しいスタートを切りたいのなら 古い荷物を投げ出して 手ぶらであなたの旅を始めた方がいい 「今度は新しい街 新しい人と幸せになる」 Will she find peace? Will she find love? バスの窓越しに映る黄昏 彼女が何度も見て来た夕日は 何色に今日は見えるのだろうか