噛みきれなかった 歯型のついたさみしさを 誰にも気づかれないように そっとポケットに隠してた 押し殺していたのはたぶん君も 同じで 丸くも四角くもなれないまま ここまで来てしまってた 同じ形はなくとも その歪みを埋め合えたら やっとピースを見つけた 気がしているよ 情けない日々の端っこで僕は 汗をかく 君が隣で笑ってみてる イメージをずっと抱きながら 少しだけ汚れたキャンバスに描いた 夢の続き 君の絵の具で描き足してよ そうやって歩いてゆこう 割り切れなかった 放ったらかしの約束を 誰にも見つからないように また明日に投げ飛ばした あの日失くした時計は 今もどこかで動いてるだろう 僕じゃない誰かの時間を真面目な 顔して刻んで みっともない日々を繰り返して僕は 立ち止まる 息継ぎの向こう 君の声 僕の名前を呼んでいる コンパスの無い航海の途中 照らす灯台のように 君の存在は僕の光 そうやって愛してゆこう 未来の話をしたがるのは 僕らがまだ若い証で 何気ないくだらない君との日常を 丁寧にラッピングしてんだ 情けない日々の端っこで僕は 汗をかく 君は隣で笑ってみてる どうかもう少しそばにいて みっともない日々を生きながら 今日も愛してる 君が隣で笑っているから ただそれだけが愛しくて 昨日より色の増えたキャンバスは 少し照れくさいけれど 君とこれからも描きたいんだ そうやって歩いてゆこう そうやって愛してゆこう