言葉足りても 伝える人を知らない 霧が晴れても 鳥の影ひとつ見えない 雨に降られても 降られなくても変わらない 薪を焚べても 苔生した肌は乾かない 拾ったものだけ捨ててゆくのか 遠くから見つめている そんなことだけ歌にしてさ るるる 季節に置いていかれ 良い匂いのする場所へ 懐かしむのなら いっそ おやすみ いろんな思い出を忘れても 遠くから見つめていて 歌にしただけ優しくするよ るるる 家路につくよ 足跡ひとつ残らない いつも通りだな からっぽはからっぽのまま 言葉足りても 伝える人を知らない 心枯れても 本当に枯れたわけじゃない 拾ったものだけ捨ててゆくのか 遠くから見つめている そんなことだけ歌にしてさ るるる いろんな思い出を忘れても 遠くから見つめていて 歌にしただけ優しくするよ るるる