この電車を一つずらしたら 何か変わるかと思いながら バカだなって、 何も変わりゃしないと いつも運命を見切るのは自分自身だ とっくに砕け散った星の光に 今も心焦がすようにして 君を浮かべる 譲れない未来もきっとあったのに 過去の僕は目を瞑った あと少し未来を思い遣れてたら きっと今も肩寄せて ふたり、いたのに 背を向けた逆方面の電車に もしも君が乗っていたとしても 眠ったように生きてるような僕じゃ 奇跡も必然も まとめて見逃すだろう 所詮こんな程度だと切り捨てた 過去は未来と手を繋いでいた 戻れないよな 触れないあの日が魅せた夢は 今日の僕の行方だった ほんの少し何かが違っていたら 記憶に疼く君の手を 放していないのに サヨナラのベルが響くホームで いくつもの扉が開いては 手招いている 君が魅せる眩い世界の色に 過去の僕は目を瞑った ほんの少し自分を信じてみれたら… 譲れない未来もきっとあったのに 過去の僕は目を瞑った あと少し未来を思い遣れてたら きっと今も肩寄せて ふたり、いたのに