雨が降り続いていた ずっと降り続いていた 笑う声を聞けるその日が いつかもわからないまま ありふれた約束さえ 雨音に遠く霞む 溢れていく言葉飾らないで ここに綴ろう 世界が続くなら、 誰かに届くから、 ずっとわたし笑っていよう。 繋ぎ止めた声は、 高く高く響く。 いつか雲が晴れたなら、 ここで空を照らすんだ。 いつも聴き馴染んでいた 喧騒も途絶え一人 窓の外を眺めていたら 少し懐かしくなった 「また明日ここで会おう」 告げたまま過ぎた日々が 焦がれた景色に近づけるよう ここに記そう 世界が廻るなら、 誰かに響くから、 ずっとここで笑っていよう。 思い出した声が、 高く高く届く。 いつか雲が晴れたなら、 ここで空を見たいんだ。 変わったものや 変わらないこと 知れば知るほど 愛しくなる 一つ一つ胸に 抱き進もう この音が遠くに どこまでも響いて 繋がっていってほしいから 歩き始めた先 青に染まった空で 虹となり会いにゆこう 世界が続くなら、 誰かに届くから、 ずっとわたし笑っていよう。 明日目指す声は、 高く高く響く。 いつか雲が晴れたなら、 君も空も照らすんだ。