『ねえ どんな恋してんの?』 完成の無い質疑 応答 灰、殻振ってる 何時も読過してんだよ 今夜 ベッドの隙間を 穿いて破いた召し物を 縫えそうもない状態で 僕は狂れる 嗚呼! 皆 もうなんてこた無い泥濘 欺瞞 自慢 『公然と弄してやったよ』ってさ 腑甲斐無い 以外無い やいやい云うなら もうどんな賞でもあげる 愛ある勘違いを したかっただけなのよ 愛ある勘違いを 愛ある勘違いを 愛ある勘違いを したかっただけなのよ 愛ある勘違いを したかっただけなのよ 『ねえ 損な恋してるよ』 『愛され方解んないの?』 有る袖 空振ってる癖に 講釈してんなよ 今夜 ベッドの隙間も 吐いて濡らした言葉も 埋めようもない 代替で 僕は息を喫う 鬱陶いや もう何の意味も無いメーデー 自我肥大 その万能感で三日三晩呑んでんな 腑甲斐無い 以外無い いないいないばあすんなら もうランデブーで殺したげる 愛ある勘違いを したかっただけなのよ 愛ある勘違いを 愛ある勘違いを 愛ある勘違いを したかっただけなのよ 愛ある勘違いを したかっただけなのよ 『ねえ 未だ恋してんの?』 パントマイムみたいな質疑の 応答燻ってる 何時まででも勘繰ってる そういやベッドの隙間も 掃いて片した小部屋も 戻らないよって 慊厭家が僕を嘲う ふらふら もう何もかんもが酩酊 居ない 居ない 「そうだったわ」って 血吐いたのは さ! 違いない 君以外無いやい 逝ったら 楔前部 泉布 全部あげる 愛ある勘違いを したかっただけなのよ 愛ある勘違いを 愛ある勘違いを 『愛ある勘違いを したかっただけなの』と、 アイアルは勘違いを したかっただけなのよ