さんざめく街灯観るのも 少し飽いてた午後10時 大言壮語吐いたままさ 深い闇にね落ちてった もしかして君は僕の事を きっとさ 赦しはしないな これまでのあらすじの嘘を 無味無臭な結末を 『知らない』で済ませたの? 『言えない』で終わらせたの? ぐしゃぐしゃになって鳴いた夜 銃声で目を覚ました朝も 浮ついてて忘れたの? 裏切って欲しかったの? 手を伸ばせばもう二度と 『助けたくない』なんて 言えやしないのに むしゃくしゃしたあの夏も 幸福を知ったあの冬も 吐息みたく近くに居てさ 空っぽな僕を膨らませた 浴びる程の喝采受けても 綺麗になれた気はしないや 大言壮語吐いたままさ 深い病みにね落ちてった 「知らない」でさ済ませたよ 『言えない』でさ終わらせたよ ぐしゃぐしゃな寝癖 見せ合い 音もなく笑い合った時も 泥舟に乗ったままの 僕に向けて謳うの 「手を伸ばしはしないよ 重荷は此処で置いて」 そう言ってた君の手が 微かに震えてた 『戻ろう』そう言って僕は 化石みたく冷えきった その手を 伸ばした