ずっと握りしめていた 物を手放すことは ずっと2人歩いた 君を置いていくことは 窓に映った 自分の顔に 透けている世界を覗き込むようで 後ろに続く 歩いた跡に 嵐が吹いて 消え去ってしまうようで もう手放したライトは これ以上 先を照らしやしない なら、そう 暗い中でもさ 目を閉じて 歩いてみようか ただ抱えてたもの もう望めない希望 隣で歩いている音 君の確かな鼓動 だけど歌っているんだと ずっと耐えているんだと ここまでずっと 僕の声を 固まったまま 剥がれ落ちた 仮面に向かって ぶつけていた 書きかけの地図 滲んだインク 握った毛布 垂れ流したロック 本当はそうじゃない 僕らは一人 暗闇をただ 笑いながら 進めばいい 君がいなくたって 僕は歩けるんだって それは当たり前だって 知らずまた俯いて そう、分かってたんだよ 僕は止まれないこと 声は聞こえないこと 全部分かっていたんだよ だけど歌っているんだと ずっと耐えているんだと 道は狭くて 先が長くても