誰にも見えない場所で 音も立てずいるような 「良くも悪くもないね」 それだけ言われるような どこへも行けない場所で 声も出せずいるような 面白くもないけれど 何もしないで済みそうだ 大切なことは何だったろうな 心の奥で繰り返す 教室の隅で泣いているような 子どもの僕らを見てた もうがっかりされないような人にな れたら 逃げない、逃げない、逃げない 逃げないよ そんな理想ばっかで動けないな 面倒なことが すぐそばに来ても 言い訳をするばかりだったな 逃げられやしない場所で 「お前は何もできない」と わざわざ言われずとも 自分が一番わかってるよ そうやって取り繕って 取り繕って 取り繕って ああやってまた間違って また間違って でも言えないで こうやってほら嘘ついて ほら嘘ついて こりゃ駄目だって そうなったらもう気になって もう気になっていくよ 誰にも見えない場所で 何にもできない人へ がっかりされないで何でもできたら なんて、なんて、なんて思うけれど ちょっと難しいかとも思うから もうやめだ やめだ やめだ 何にも見えないような人になれたら もう消えない、消えない、消えない 消えないよ ほら空を飛んだ言葉の中じゃ 本当のことが少しだけ光る それを眺めていたかったな