ドアをそっと閉めて走り出した 真夜中の暗いアーケード ガソリンスタンドの明かりの前で 君のほうが先に待っていた きっともう ぼくらには 確かめあう言葉や ノロマで行儀のいい ルールなんかはいらないみたい ぼくらの胸の中で それはそっと始まった 誰かがとめるなんて 出来るわけがないから… 夏のぬるい空気と風の中に ぼくらは未来を見つけた アーケードも街も君の服も 夜のままがいいのに… だって今 ぼくたちを 悲しませる声や 誰かの無関心の 口笛さえ聞こえないもの 明日の朝ぼくらは ひどい睡眠不足で それぞれの毎日に とけ込んでしまうけれど… ぼくらの胸の中で それはそっと始まった 誰かがとめるなんて 出来るわけがないから…